村田製作所は「世界最小の積層セラミックコンデンサ」に期待強まり連日出直る

■「最新のスマホには最大1000個使用」高密度での実装が可能に

 村田製作所<6981>(東証プライム)は9月20日、3日続伸基調となり、2802.0円(136.5円高)まで上げて約1週間ぶりに2800円台を回復し、出直りを強めている。19日付で、「世界最小016008Mサイズ(0.16mm×0.08mm)の積層セラミックコンデンサを世界で初めて開発」と発表しており、米国19日のNY株式市場でも値上がりし、東証でも買い優勢となっている。10月15日に千葉県・幕張メッセで開幕する「CEATEC JAPAN 2024」の同社ブースで展示予定とした。

 発表によると、積層セラミックコンデンサは、電子機器の高機能化にともなって搭載点数が増加しており、最新のスマートフォンには最大で1000個程度使用されている。こうした背景から、限られた搭載スペースで高密度での部品実装を可能にする、超小型品へのニーズが高まっている。長年にわたる要素技術の結集の成果であり、今後の電子機器のさらなる小型化・高機能化に大きく貢献するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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