【ディーゼルバスをＥＶバスに改造】超急速充電ＥＶバスの実証事業、パンタグラフ式充電器で１０分充電
- 2024/10/3 07:53
- 話題
■川崎市での脱炭素戦略に貢献、都市部でのＥＶバス導入を加速
東芝、川崎鶴見臨港バス、Ｄｒｉｖｅ Ｅｌｅｃｔｒｏ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙの３社は１０月２日、パンタグラフを用いた超急速充電ＥＶバスの有効性を確認する実証事業に向け、共同検討を行うことで合意したと発表。川崎鶴見臨港バスが運行するディーゼルバスをＥＶバスに改造し、バス営業所内に充電器を設置する計画である。２０２５年１１月の実証運行開始を目指していく。
同プロジェクトは、日本で初めてパンタグラフ式充電器を用いたＥＶバスの公道での商業運行を目指すもの。川崎鶴見臨港バスがＥＶバスの運行検証を行い、東芝がリチウムイオン二次電池ＳＣｉＢ™のバッテリーモジュールを製造し、Ｄｒｉｖｅ Ｅｌｅｃｔｒｏ ＴｅｃｈｎｏｌｏｇｙがＥＶバスの改造と充電器の製造を担当する。また、充電器に併設した蓄電池に中古のＳＣｉＢ™を用いることで、電力負荷の低減とリチウムイオン二次電池の有効活用も検証する予定。
この実証事業は、都市部におけるＥＶバス導入の拡大に寄与し、川崎市の脱炭素戦略にも貢献するもの。３社は、各社の知見と技術を最大限活用し、カーボンニュートラルの実現と社会全体の持続的な成長に向けて取り組んでいくとしている。（情報提供：日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部）
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