【株式市場】前場の日経平均は719円高、円安やNYダウ最高値など好感、銀行株も軒並み高い

◆日経平均は3万9354円63銭(719円01銭高)、TOPIXは2738.93ポイント(44.86ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億7998万株

 10月7日(月)前場の東京株式市場は、米国の雇用統計などを受けた円安とNYダウの最高値などが好感され、ソニーG<6758>(東証プライム)や日立<6501>(東証プライム)、ホンダ<7267>(東証プライム)、アドバンテスト<6857>(東証プライム)などが活況高となり、前取引日に大きく下げた海運株も日本郵船<9101>(東証プライム)などが反発。銀行株も地方創生政策への期待などで北國FHD<7381>(東証プライム)などの地銀株を中心に軒並み値上がりした。日経平均は604円高で始まり、午前9時半過ぎに878円95銭高(3万9514円57銭)まで上昇、前引けも上げ幅700円台で大幅続伸基調となった。

 ウェザーニューズ<4825>(東証プライム)が急反発となり四半期決算と株式分割を好感。コナミG<9766>(東証プライム)はサウジアラビアの政府系ファンドが日本のゲーム会社株式の買い増しを検討との通信社報道が材料視され活況高。ファーストリテ<9983>(東証プライム)は10日の決算発表への期待などで上場来の高値。ソフトクリエイトホールディングス<3371>(東証プライム)は小幅高だが5日続伸し約4か月ぶりに2100円台。マーチャント・バンカーズ<3121>(東証スタンダード)は年初来の高値。コラボス<3908>(東証グロース)は業績上振れ見通しへの評価再燃とされ急反発し一時ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は9億7998万株、売買代金は2兆2552億円。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は1237銘柄、値下がり銘柄数は342銘柄。

 東証33業種別指数は30業種が値上がりし、銀行、保険、証券商品先物、サービス、非鉄金属、その他製品、電気機器、石油石炭、輸送用機器、精密機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る