イトーキ、会議室不足を解決する新ソリューション「Reserve Any」を2025年に提供開始

■運用の仕組みづくりとデータ活用で会議室不足の「本当の原因」にアプローチ

 イトーキ<7972>(東証プライム)は10月21日、会議室不足を解決する新ソリューションとして、開発中の次世代会議室予約システム「Reserve Any(リザーブエニー)」を、2025年に提供開始予定であると発表。

■事業背景

 現在、同社のワークプレイス事業は、Office1.0をオフィス家具の製造・販売、Office2.0を空間ベースのソリューション提供ビジネス、Office3.0をデータ活用による働き方ベースのオフィスDXとしてビジネスを展開している。特にOffice3.0は付加価値が高く競争優位性をもつ次なる成長エンジンと捉えている。

 実際に2024年2月のオフィスデータ分析サービス「Data Trekking」の発売を皮切りに、同年3月には「オフィスデザイン自動生成AI(仮)」を、同年7月には「Office Asset Finder(仮)」の開発をスタートしている。前者は東京大学の松尾研究室発のAIスタートアップである燈株式会社と、後者はRFIDのロケーションテックカンパニーであるRFルーカス株式会社と共同開発を進めており、両者ともに2025年内の提供開始を目指している。今回、新たに開発中の「Reserve Any」は「Data Trekking」を核としたOffice3.0構想をさらに拡充するものとして位置付けている。

■Reserve Any

 企業ではオフィスワーカーの働き方の多様化により、会議室不足の課題が顕著となっている。様々な取り組みで改善を図っているが、根本解決には至っていない。会議室不足の「本当の原因」はどこにあるのか。イトーキのオフィス構築・運用コンサルティングの知見と、「Data Trekking」で蓄積してきたデータから明らかになったのは、会議室の非効率な利用実態の数々だった。

 イトーキは「Reserve Any」というこれまでにない会議室運用のしくみと独自のデータ活用で、会議室不足の解決にアプローチしていく。「Reserve Any」の詳細は2024年11月下旬にプレスリリースなどでお知らせする予定。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■7日間摂取試験でBCAAやタウリン増加、血液健全性を維持  吉野家ホールディングス<9861>(…
  2. ■日本味と匂学会で優秀発表賞を受賞、応用研究に期待  花王<4452>(東証プライム)は9月24日…
  3. ■GHG削減価値をデジタル証書化、荷主に割り当て  商船三井<9104>(東証プライム)は9月19…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る