クレスコは26日引け後第2四半期、通期業績予想の上方修正を発表

■下半期の投資を織り込みながらも、通期上方修正を発表、同社の勢いの強さが窺える

 26日引け後、クレスコ<4674>(東1)は、第2四半期、通期業績予想の上方修正を発表した。

 16年3月期第2四半期連結業績予想は、売上高は前回予想を6億20百万円上回る138億20百万円(前年同期比15.2%増)、営業利益は1億70百万円上回る12億10百万円(同24.9%増)、経常利益は2億80百万円上回る14億10百万円(同30.6%増)、純利益は2億72百万円上回る10億17百万円(同31.6%増)と上方修正により2ケタ増収大幅増益を見込む。

 上方修正の要因としては、売上高に関しては、金融セグメントを中心として開発案件が増加したことによる。
 利益面については、増収効果に加え、販売費及び一般管理費が計画を下回ったことによる。

 通期に関しては、来期以降の継続的な成長に向けての教育投資、新技術開発に関連する技術研究投資、社内作業効率向上化に関連するシステム開発、受託開発案件増加に対応した事務スペース拡充等の施策を織り込んだうえでの上方修正となっている。

 16年3月期通期連結業績予想は、売上高は前回予想を6億円上回る276億円(前期比10.1%増)、営業利益は1億円上回る23億円(同14.3%増)、経常利益は2億円上回る26億円(同16.1%増)、純利益は2億10百万円上回る17億80百万円(同26.7%増)を見込む。

 前期に引き続き今期も最高益更新予想であったが、第2四半期の上方修正に加え、下半期の投資を織り込みながらも、通期上方修正を発表したことで同社の勢いの強さが窺える。

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