【どう見るこの株】MCJは反落も上ぶれ着地の2Q最高業績を手掛かりに押し目買いも一法

どう見るこの株

 MCJ<6670>(東証スタンダード)は、前日12日に11円安の1399円と反落して引けた。同社株は、今年11月5日の今2025年3月期第2四半期(2Q)決算の発表時に、今3月期通期業績を期初予想の据え置きとしたことが響き材料出尽くしの売り物を浴び窓を開け直近安値1310円に突っ込み下値模索を続けている。ただ2Q累計業績は、期初予想を上ぶれて着地して2Q業績として過去最高を更新しており、これを手掛かりに下げ過ぎ修正期待が高まる可能性もあり押し目買いも一法となりそうだ。テクニカル的にもこの下値固め水準は、6月の年初来高値1581円から8月安値1089円への調整幅の半値戻し水準となっており、相場格言の「半値戻しは全値戻し」となる展開も想定される。

■国内パソコン出荷台数は底打ちし海外パソコン事業が好調推移

 2Q累計業績は、売り上げが期初予想を31億円超、利益が6億円~12億円上ぶれ、売り上げ961億7800万円(前年同期比8.7%増)、営業利益97億6300万円(同13.8%増)、経常利益102億2300万円(同19.1%増)、純利益72億6300万円(同16.6%増)と続伸し過去最高を更新した。2Qの国内パソコン出荷台数は、13.2%増とようやく底打ちの兆しがみえており、海外パソコン事業では欧州のモニター事業や東南アジア向けが好調に推移し、パソコン事業の売り上げが930億4600万円(同8.6%増)、営業利益が94億9500万円(同13.1%増)と伸び、総合エンターテインメント事業も、好調な24時間フィットネスジム事業の牽引で売り上げが31億4100万円(同13.0%増)、営業利益が4億800万円(同30.4%増)と推移したことが要因となった。

 今3月期通期業績は、期初予想を据え置き売り上げ1966億円(前期比4.9%増)、営業利益183億円(同6.4%増)、経常利益180億円(同5.3%増)、純利益127億円(同4.1%増)と見込んでいるが、それでも純利益は前期に続く過去最高更新となる。今期配当は、年間40円と前期の年間57円からの減配を予定しているが、前期は普通配当37円に創業30周年の記念配当20円を上乗せしており、記念配当を除くと普通配当は増配となる。

■PER10倍の割り負け修正で「半値戻しは全値戻し」へ再発進

 株価は、前期業績の上方修正・大幅増配に今期業績の続伸予想がオンして年初来高値1581円まで買い進まれ、8月の全般相場急落にツレ安して1089円まで突っ込み年初来安値に顔合わせした。同安値から今期第1四半期の好決算を手掛かりに1572円までリバウンドしたが、2Q決算発表時の3月期通期業績の期初予想据え置きが響き1310円安値に下ぶれ、25日移動平均線を往来する中段固めを続けている。この株価水準は、年初来高値から直近安値への調整幅の半値戻し水準にもなる。PERは10.8倍と割り負けており、相場格言通りに「半値戻しは全値戻し」に再発進しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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