【株式市場】円高基調や郵政の上場など手控え気分を誘い日経平均は一時380円安

株式市場

◆日経平均の前引けは1万8725円74銭(357円36銭安)、TOPIXは1528.40ポイント(29.80ポイント安)、出来高概算(東証1部)は11億6132万株

チャート14 2日前場の東京株式市場は、海外からの円高基調などが手控え気分を誘い、株価指数の先物が先行安する展開となり、日経平均は255円安で始まった後もジリ安基調のまま前引けにかけて380円38銭安(1万8702円72銭)まで下押した。世紀の大型上場になる日本郵政グループ3社の4日登場を前に手控える雰囲気もある。日経平均は前引けも357円36銭安(1万8725円74銭)となり、主な株価指数はすべて安い。

 壱番屋<7630>(東1)ハウス食品<2810>(東1)によるTOBを好感して急伸し、江崎グリコ<2206>(東1)村田製作所<6981>(東1)は第2四半期決算を好感して戻り高値に進むなど、材料株や好業績株が選別物色される展開となった。ネットワークシステムの性能監視ツールなどを開発するアイビーシー<3920>(東マ)は業績予想の増額や株式分割が好感されてストップ高。電子雑誌出版などのブランジスタ<6176>(東マ)は「AKB48」の秋元康氏を迎える新事業などが好感されて5日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は11億6132万株、売買代金は1兆2404億円。1部上場1906柄のうち、値上がり銘柄数は328銘柄、値下がり銘柄数は1495銘柄となっている。

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