アンジェス、スタンフォード大学と共同で画期的ながん治療法開発へ

■画期的ながん治療法へ前進

 アンジェス<4563>(東証グロース)は1月15日、米国スタンフォード大学医学部とゲノム編集技術による新規がん治療法の開発に関する共同研究契約を締結したと発表。この共同研究では、スタンフォード大学のRamasamy Paulmurugan教授およびTarik Massoud教授が開発したがん組織特異的薬物搬送技術と、アンジェス子会社であるEmendoBio社のゲノム編集技術を組み合わせた新たな治療法の開発を進めていく。

 共同研究の期間は約2年間で、研究費は約130万米ドルを予定。初期段階では乳がん治療に焦点を当て、ゲノム編集技術を活用した治療法の開発を進める計画である。この研究費は、アンジェスの2025年12月期連結会計年度の業績予想に反映される予定。

 両者の協力関係は新しいものではなく、これまでに2年2カ月にわたって経鼻投与DNAワクチンの研究開発を共同で実施してきた実績がある。今回の共同研究では、その研究から得られた細胞への薬剤送達技術をさらに発展させ、ゲノム編集技術と組み合わせることで、がん放射線療法やがん免疫療法の効率を大幅に向上させることを目指していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る