GMO TECHは一時ストップ高、24年12月期は増収増益で着地、集客支援事業と不動産テック事業が好調

■配当性向65%以上への引き上げと株主優待制度の一部変更も発表

 GMO TECH<6026>(東証グロース)は2月13日、1500円高(19.38%高)の9240円まで上げて一時ストップ高している。同社は2月12日、2024年12月期の連結業績を発表。売上高は前年比9.8%増の68億6800万円、営業利益は同58.8%増の8億9900万円、経常利益は同68.7%増の9億4800万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同65.1%増の6億6900万円となった。

 同社は、インターネット広告市場の拡大を背景に、集客支援事業と不動産テック事業が好調に推移した。集客支援事業では、検索エンジン関連サービスのMEOサービスが新規案件を積み上げ業績を伸ばしたほか、アフィリエイト広告サービスも直販営業に注力したことが奏功した。不動産テック事業では、賃貸DXサービスなどのストック売上が拡大した。

 2025年12月期の連結業績予想については、売上高は前年比16.5%増の80億円、営業利益は同22.3%増の11億円、経常利益は同16.0%増の11億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同12.1%増の7億5000万円を見込んでいる。

 また、同社は、2024年12月期の普通株式の配当について、配当性向50%を基準とし、1株あたり307.09円の配当を決定した。2025年12月期の普通株式の配当については、配当性向を65%以上とすることを決議し、1株あたり450.97円の配当を予定している。さらに、株主優待制度について、利用が限定的な制度を見直すことを発表した。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■地域と共に築いた「鮪解体ショー」で世界一の舞台へ  銚子丸<3075>(東証スタンダード)は、同…
  2. ■速乾・吸水機能を備えたブラ&ショーツ、11月7日から応援購入受付  グンゼ<3002>(東証プラ…
  3. 日産自動車 日産 NISSAN
    ■経営再建計画の一環として保有資産を最適化、20年間の賃貸借契約で本社機能維持  日産自動車<72…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  2. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  3. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  4. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  5. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  6. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る