ジェイエスエスの第3四半期は初の連結決算となり売上高63.9億円、営業利益2.9億円

(決算速報)

■水泳授業も受託、日本テレビHDとの提携では水難防止の「着衣泳体験会」も開催

 ジェイエスエス<6074>(東証スタンダード)が2月14日の夕方に発表した第3四半期決算(2024年4~12月・累計/連結)は、売上高が63億91百万円(この期から連結決算を開始したため前年同期との比較なし)となり、営業利益は2億89百万円(同)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億2百万円(同)だった。堅調な推移となった。

 スイミングスクール「JSS」を運営する業界大手で、この期は、5月31日を取得日として株式会社ワカヤマアスレティックス(和歌山市)を連結子会社化。グループで「水を通じて健康づくりに貢献する」という経営理念のもと、より多くの人に心と体の元気を届けるべく、ベビーからシニアまで幅広い層の健康促進に取り組んだ。

 大人会員集客の施策では、国内特許を取得した自社開発の水中バイク「Jパドルバイク」に水中トランポリン、水中ウォーキングプログラムを合わせたオリジナルの水中運動プログラム「バイポリン&ウォーク」について、他社施設への販売拡大にも努めた。

 水泳授業受託では、全国的な学校プール施設の老朽化や指導者不足などを背景に、専門的な水泳指導のノウハウを活かした小中学校への水泳授業受託を実施した。

 3月通期(25年3月期)の連結業績予想は、24年11月に開示した前回予想を継続し、売上高は84億30百万円(この期から連結決算を開始したため前年同期との比較なし)、営業利益は4億20百万円(同)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億7百万円(同)、予想株利益は69円81銭(同)。

 日本テレビホールディングス<9404>(東証プライム)との業務提携の状況については、日本テレビHDの100%子会社の株式会社ティップネスとの協業で「地域から水難事故を0(ゼロ)に!着衣泳体験会」を開催するなど、両社の企業価値向上に資する効果的なシナジーをさらに強力に推進する施策を行った。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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