インテージHDグループのインテージヘルスケアとSQREEMが業務提携、AIを活用したデジタルマーケティング支援を強化

 インテージホールディングス<4326>(東証プライム)グループのインテージヘルスケア(本社:東京都千代田区)は3月27日、SQReem Technologies Japan Pte. Ltd.(本社:シンガポール)と、ヘルスケアリサーチ分野におけるAI活用と、デジタルマーケティング支援の推進を目的として、業務提携契約を締結したと発表。

■協業の目的と展望

 インテージヘルスケアは、インテージグループにおけるヘルスケア事業の中核を担う企業で、医療・ヘルスケア領域のリサーチ事業において30年以上の経験と、国内最大規模の実績を有する。インテージグループ特有の豊富なパネルデータやシンジケートデータを活かし、日々進化する医療・ヘルスケア領域で、あらゆる課題に対して最適な意思決定をサポートすることを強みとしている。

 SQREEMは、シンガポールに本社を置き、グローバルに事業を展開する先進的なAI企業である。30億人規模の行動パターンをリアルタイムで解析可能な次世代AI技術を強みとし、Pharma Tec領域では世界30か国以上でのインサイト提供やメディアプロジェクトの実績を有する。また、クッキーやIPアドレスなどの個人情報を一切使用しない独自の統計技術によってオープンデータを統合・分析することで、高度かつ透明性の高いターゲット分析を実現し、企業のマーケティング戦略や意思決定を支援している。

 今回の協業により、両社の強みを活かし、既存サービスの進化や新たな共同サービスの創造をより深く検討する。その先に、ヘルスケア業界が持つ様々な社会課題の解決を目指していく。

 インテージヘルスケアでは、今回の業務提携を通じて、デジタルマーケティング支援力のさらなる強化を図り、より効果的なマーケティング戦略を提供する。今後もAIとリサーチデータを融合させた新しい取り組みを推進し、ヘルスケアリサーチの分野でのリーダーシップを強化する。

 また、2025年5月23日に開催されるINTAGE Healthcare Forum2025では両社の取り組みに関する共同発表を予定している。

【インテージヘルスケア】
 インテージヘルスケアは、医療・ヘルスケア領域のマーケティングリサーチとデータサイエンスサービスをコアビジネスと位置付けている。インテージグループのヘルスケア領域を担う各社(※)と一体となり、データ分析・活用によるソリューションを提供する。ヘルスケア領域のあらゆる課題に対して、「医療消費者」起点のデータの価値化による、最適な意思決定をサポートする。
※協和企画、インテージリアルワールド、プラメド、Plamed Korea Co., Ltd.

【SQREEM Technologies Japan Pte. Ltd.】
 SQREEM社は独自のAI技術を利用してインターネット上のオープンデータを収集・解析しデータベース化する世界最大規模の「行動パターンデータアグリゲータ」である。この技術を基に業界・業種を超えて様々な企業や政府機関にデータ解析のサービスを提供している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■7日間摂取試験でBCAAやタウリン増加、血液健全性を維持  吉野家ホールディングス<9861>(…
  2. ■日本味と匂学会で優秀発表賞を受賞、応用研究に期待  花王<4452>(東証プライム)は9月24日…
  3. ■GHG削減価値をデジタル証書化、荷主に割り当て  商船三井<9104>(東証プライム)は9月19…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る