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イトーキ、オフィスワーカーがとまり木のように使えるローディバイダー「Madomino」を発売
- 2025/5/8 15:06
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■ひらけた空間をゆるやかに仕切り、上質な素材が空間と調和する
イトーキ<7972>(東証プライム)は、ひらけた空間をゆるやかに仕切り、上質な素材が空間と調和する、オフィスワーカーがとまり木のように使えるローディバイダー「Madomino(マドミノ)」を2025年5月から発売する。
■開発背景
ハイブリッドワーク定着後のオフィスづくりにおける主要な課題として、「コミュニケーション強化」「出社率変化への対応」「人材確保・企業価値向上」などが挙げられる中、オフィスの大部分を占めるコワークエリア(執務席や他活動との兼用の席など)の在り方を改めて見直した。
必要と考えたのは、(1)ワークとコミュニケーションをシームレスにつなげること、(2)出社率の変化に対応するため居場所を増やし多用途に使えること、(3)気持ちを高める魅力的な空間であること、の3点である。
コワークエリアは、執務だけでなく多様な活動が交わる場であり、活動間の混在を防ぐためにも最低限の境界線が必要となる。しかし、境界線が強すぎると閉塞感を生み、コミュニケーションの妨げとなることがある。
同製品は仕切りでありながら、人が座れる低さを特徴とする。空間の開放感を保ちつつ程よく仕切ることで、とまり木のように人が一時的に立ち寄り、コミュニケーションもできる新しいかたちの家具となる。これにより出社率の変動にも柔軟に対応し、同じ空間にいる一体感と居心地の良い安心感を両立する魅力的な空間を実現する。
■主な特徴
1.ゆるやかに仕切るだけでなく、オフィスワーカーの居場所となる存在
高さ350mmの低い本体は視界を遮らず周囲とのつながりを保ちながら、程よい距離感で空間を仕切る。それだけでなく、一時的に過ごせる「とまり木」としての役割も果たす。向かい合う、横並びになるなど多様なコミュニケーションを想定し、どこからでも座れるフラットなデザインとすることで、狭すぎず離れすぎず、心地よい距離感を生み出す。さらに、オプションの「にょきっと天板」を用いることで、移動の合間にメールを返信したり、Web会議に参加したりと、短時間の執務にも対応できる。
2.「レイアウトの自由度が高く、組み換え可能なシステム性」と「造作のようなノイズレスなデザイン」の両立
「レイアウト用パーツ・隙間カバー」を使用し、「左揃え」「芯揃え」「右揃え」「直線」の4パターンを組み合わせることで、ビッグテーブルをL字に囲む、通路と執務テーブルの境界を作るなど、シーンに応じた多様なレイアウトが可能である。レイアウト変更や用途変更の際もユニットを組み替えることで、柔軟に対応できる。
また、直線部分においては「端」や「連増」パーツを連結することでジョイント部分が目立たず、ひとかたまりのようにすっきりと見える。シンボリックなアイテムやデザイン性の高い空間にもノイズなく調和する。
3.空間と調和し、素材感にこだわったマテリアル展開
オフィス空間をより居心地よく、魅力的に演出するため、空間に馴染みつつも素材の風合いが感じられる本格的なマテリアルを採用した。従来のオフィス家具では珍しい内装材を使用することで、内装と家具の統一感を高め、視覚や触覚を通じた心地よさを提供する。ラインアップは「左官仕上」「リサイクルコルク」「石目調メラミン」の3種類である。
■「Madomino(マドミノ)」と併せて使いやすいコワークエリア向け商品
・ビックカスタイマイズテーブル「Centra(セントラ)」
ワークテーブルの利用シーンでは、執務しながら相談するといった個人ワークとコミュニケーションの往来が多く、また、個々に席を選択したりチームで集まったりする場面がある。こうした状況において、個人ワークとコミュニケーションを自然につなげ、人が集まり思い思いに過ごせるオフィスの中心地となるビックテーブルである。
・ライトタスクチェア「Levi(レヴィ)ワントーンタイプ」
コワークエリアにおいては、機能性だけでなく、上質で落ち着いた空間に馴染むチェアが求められている。そのため、本体色を柔らかく温かみのあるワントーンで仕上げた。張地、本体色、キャスターを同色で統一することで、空間にすっきりと溶け込む。
■製品概要
【製品名】Madomino(マドミノ)
【ラインアップとサイズ】H350mm D900mm W900もしくはW1200
「ボックスベンチ」「プラントボックス」「ポイントプラントボックス」の3形状
それぞれ「端」「連増」「単体」の3種を用意
【カラーバリエーション】石目調メラミン:5月発売、左官仕上:6月頃発売予定、リサイクルコルク:6月頃発売予定
【価格】オープン価格
■イトーキのワークプレイス事業について
イトーキは1890年創業。ミッションステートメントに「明日の『働く』を、デザインする。」を掲げ、オフィス家具の製造販売、オフィス空間デザイン、働き方コンサルティング、オフィスデータ分析サービスのほか、在宅ワークや家庭学習用家具、公共施設や物流施設向け機器など、「Tech×Design based on PEOPLE」を強みに、さまざまな「空間」「環境」「場」づくりを支援している。
ハイブリッドワークが普及し、働く場所や働き方の多様化が進む中で、生産性や創造性を高める空間DX、最適なオフィス運用を伴走型で支援するコンサルティングサービスなども展開している。外部デザイナーやパートナー企業との協業も積極的に行い、これからの新しいワークスタイルとワークプレイスを提案していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)