マルハニチロとセンコーグループ、物流を軸に包括的業務提携を締結

■物流拠点の相互活用や人材教育の共有で効率化推進

 マルハニチロ<1333>(東証プライム)は5月26日、センコーグループホールディングス<9069>(東証プライム)と包括的業務提携契約を締結したと発表。両社はともに100年を超える企業文化を持ち、物流機能の強化と非物流分野での共創を通じて企業価値を高めることを目的としている。マルハニチロは「海といのちの未来をつくる」をパーパスに掲げ、センコーは物流を核に多様な事業を展開しており、この提携で相互の経営資源を有機的に連携させる。

 提携内容は、物流分野では輸配送機能の共有や物流拠点の相互活用、人材教育システムの共有などが含まれる。非物流分野では、センコーの学童保育や介護事業との協業による新商品開発、食材提供を通じたサービス拡大が計画されている。さらに海外事業の共同戦略も推進し、両社の強みを掛け合わせた相乗効果を目指す。

 今回の提携が2026年3月期の業績に与える影響は現時点で未定だが、今後の進展に応じて適時情報を開示する。両社は持続可能な物流体制の構築と新たなビジネス創出を通じて、さらなる成長を図る方針だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内初、HVO51%混合燃料が建設現場で稼働  大成建設<1801>(東証プライム)とユーグレナ…
  2. ■従来の制作プロセスを刷新しAI時代の人材育成を推進  武蔵精密工業<7220>(東証プライム)は…
  3. ■高速道路で手放し運転が可能に、新開発「Honda SENSING 360+」がACCORDの運転支…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  2. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  3. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  4. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  5. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  6. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る