【株式市場】前場の日経平均は551円安、米中間の緊張が再び懸念され円高も様子見要因に

◆日経平均は3万7414円02銭(551円08銭安)、TOPIXは2773.67ポイント(21.90ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は8億611万株

 6月2日(月)前場の東京株式市場は、トランプ米大統領が自身のSNSでに「中国が合意を破っている」という内容の投稿をアップしたことを受けて再び米中間の緊張が懸念されたほか、為替の円高もあり、全般は売り先行となった。日経平均は303円安で始まった後もジリ安基調を続け、午前11時にかけて563円安(3万7401円)まで下押し、前引けまで一進一退となった。中で。東京計器<7721>(東証プライム)は防衛装備品の輸出など期待されて出直り継続。日本ヒューム<5262>(東証プライム)は下水道の基幹5000キロ集中更新などで連日高。アドウェイズ<2489>(東証プライム)は引き続き「TikTokShop」支援サービスが材料視され大幅続伸。

 日本通信<9424>(東証プライム)は高寄り後に伸びきれないが本人認証に関する新機能をウェルネット<2428>(東証プライム)のスマホ決済アプリに実装など材料視され急伸。住友林業<1911>(東証プライム)やコクヨ<7984>(東証プライム)、オカムラ食品<2938>(東証スタンダード)は株式分割が好感されて活況高。売れるネット広告社<9235>(東証グロース)は新株予約権の行使進展や株主優待の電子化が好感されて一段と上げ高値更新。

 東証プライム市場の出来高概算は8億611万株、売買代金は1兆8510億円。プライム上場1630銘柄のうち、値上がり銘柄数は490銘柄、値下がり銘柄数は1066銘柄。

 東証33業種別指数は3業種の値上がりにとどまり、建設、倉庫運輸、パルプ紙、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  2. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…
  3. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  4. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…
  5. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  6. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る