【株式市場】日経平均は24円高、後場歯様子見姿勢が強い様子でTOPIXは小幅反落

◆日経平均は3万9810円88銭(24円98銭高)、TOPIXは2827.95ポイント(1.04ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は15億5102万株

 7月4日(金)後場の東京株式市場は、週末取引日の午後で今夜のNY株式が独立記念日で休場になる上、ロシアがウクライナの新たな地域に侵攻と伝えられているため様子見姿勢があり、13時半にかけて92円安(3万9693円)まで軟化する場面を交えて一進一退を続けた。関税を巡る米国の姿勢も不透明で、自動車株の中には一段軟化する銘柄も。大手商社株は13時頃から一段安となった。一方、クスリのアオキHD<3549>(東証プライム)は一段と上げ、現在実施中の自社株買いを中止し新たな自社株買いを行うことなど好感。池田泉州HD<8714>(東証プライム)や岩手銀行<8345>(東証プライム)が一段高など地銀株も高い。

 後場は、キユーソー流通S<9369>(東証スタンダード)が一段と上げ、アヲハタ<2830>(東証スタンダード)がキユーピー<2809>(東証プライム)による完全子会社化を受けてストップ高となったことなど受け連想買い。アイフリークモバイル<3845>(東証スタンダード)は大幅反発となり、引き続き絵本コンテンツの一部休止による収益向上期待など根強い様子。データセクション<3905>(東証グロース)は一段と上げて大引けストップ高となり生成AIで台湾企業との提携など材料視。アイデミー<5577>(東証グロース)は15時頃から急動意となり5月決算への期待強まる様子。

 7月4日新規上場となったヒット<378A>(東証グロース)は後場一段と上げてストップ高の2666円となり大引けまで買い気配。初値は午前10時19分につけ2166円(公開価格の44%高)だった。

 東証プライム市場の出来高概算は15億5102万株(前引けは7億4503万株)、売買代金は3兆8803億円(前引けは1兆9545億円)。プライム上場1627銘柄のうち、値上がり銘柄数は785(前引けは838)銘柄、値下がり銘柄数は757(同690)銘柄。

 東証33業種別指数は17業種(前引けは15業種)が値上がりし、値上がり率上位は、電力ガス、銀行、証券商品先物、水産農林、倉庫運輸、その他製品、パルプ紙、その他金融、空運、医薬品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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