川崎重工など重工3銘柄が一段高、英国の新国防方針など材料視、日本の防衛費増額への期待も再燃

■英国が『戦時即応体制』への移行を呼びかけと伝えられる

 川崎重工業<7012>(東証プライム)は6月3日、一段高で始まり、取引開始後は5%高の1万710円(500円高)まで上げて上場来の高値を更新している。英国防省が1日に国防戦略の見直しを発表し原子力潜水艦の増強などを打ち出したと伝えられ、日本の防衛費増額にもつながる題材として連想が波及、買い材料視されている。三菱重工<7011>(東証プライム)、IHI<7013>(東証プライム)も一段と上げて高値を更新している。なかで、川重は潜水艦の実績が豊富なためイメージが伴いやすいようだ。

 「英、潜水艦隊拡大へ、『戦時即応体制』への移行呼びかけ」(ロイターニュース6月2日夜)、「英国、新国防方針でロシアと『戦う用意』弾薬など6工場新設へ」(日経電子版6月2日夜)などと伝えられた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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