【株式市場】前場の日経平均は387円高、米中首脳会談への期待や円安など好感され一時421円高

◆日経平均は3万7834円66銭(387円85銭高)、TOPIXは2791.20ポイント(20.09ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は7億4786万株

 6月4日(水)前場の東京株式市場は、週内にも米中首脳会談が実現するとの見通しやNY株高、円安を受け、日立<6501>(東証プライム)やソニーグループ<6758>(東証プライム)などが活況高となり、日本製鉄<5401>(東証プライム)も中盤から小高い相場に転換。自動車株は高安混在だがトヨタ<7203>(東証プライム)はグループ会社による豊田自動織機<6201>(東証プライム)へのTOB(株式公開買付)など好感されて高い。日経平均は239円高で始まり、ほどなく421円高(3万7868円)まで上げた後は一進一退を続けたが前引けも上げ幅を保った。

 TOKYO BASE<3415>(東証プライム)が急伸し5月の月次売上高の大幅増加を好感。マーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)は6月末基準の株主優待の選択品目拡大など好感され戻り高値。日本農薬<4997>(東証プライム)は再び大きく出直り旧村上ファンド系が接近とされ材料株妙味が再燃。スターシーズ<3083>(東証スタンダード)はストップ高となり中国の蓄電池メーカーとの提携を材料視。EduLab<4427>(東証グロース)は文部科学省の実証研究事業の業務受託が好感され急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は7億4786万株、売買代金は1兆9141億円。プライム上場1630銘柄のうち、値上がり銘柄数は1241銘柄、値下がり銘柄数は334銘柄。

 東証33業種別指数は30業種が値上がりし、その他製品、パルプ紙、精密機器、証券商品先物、水産農林、鉱業、電気機器、保険、建設、銀行、サービス、非鉄金属、卸売り、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■生成AIでソフト開発効率化、工数9割削減も  ヘッドウォータース<4011>(東証グロース)は6…
  2. ■除雪の常識を変える45年の集大成  ホンダ<7267>(東証プライム)は6月25日、新型ハイブリ…
  3. ■V8の圧倒的性能を追求、レクサス「IS500」特別仕様車で足回りとデザインを強化  トヨタ自動車…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  2. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  3. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  4. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…
  5. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  6. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る