【株式市場】前場の日経平均は88円安、円高で手控え日米関税交渉を前に様子見も

◆日経平均は3万7658円46銭(88円99銭高安)、TOPIXは2764.11ポイント(21.02ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は7億4408万株

 6月5日(木)前場の東京株式市場は、円相場が早朝から1ドル142円台の円高になったことなどを受け、自動車株や大手電機株などが冴えず、このところ高値を更新してきた重工株も反落模様となった。一方、アドバンテスト<6857>(東証プライム)は戻り高値を更新など半導体関連株には強い銘柄が多く、米半導体株の好決算など好感の様子。一方では日米関税交渉に向け赤沢大臣が5日訪米とされ様子見も。日経平均は朝寄り直後に209円安(3万7538円)まで下押したが、その後は下値をセリ上げながら下げ幅を縮め、前引けは小幅安にとどまった。

 センコーGHD<9069>(東証プライム)が急伸し投資ファンドの保有判明とされ思惑増幅。メンバーズ<2130>(東証プライム)は再び急激に出直りブロードバンドセキュリティ<4398>(東証スタンダード)との協業効果などへの期待再燃。テクニスコ<2962>(東証スタンダード)は一時急伸し経営合理化策を好感。学びエイド<184A>(東証グロース)は下げ一日で急反騰し英会話のNOVAとの提携など引き続き材料視。ククレブ・A<276A>(東証グロース)は一段高となり特許や事業提携など連日好感。

 東証プライム市場の出来高概算は7億4408万株、売買代金は1兆9646億円。プライム上場1631銘柄のうち、値上がり銘柄数は676銘柄、値下がり銘柄数は886銘柄。

 東証33業種別指数は3業種の値上がりにとどまり、金属製品、陸運、倉庫運輸、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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