メタリアル、広報専用『広報AI』の販売を開始、プレスリリースの質と効率を両立する生成AI

■無料トライアル実施、実務に寄り添う設計が特長

 メタリアル<6182>(東証グロース)は6月5日、メディア掲載されやすいプレスリリースの自動生成と採点を行う新サービス『広報AI』の販売を開始したと発表。同サービスは、特設サイトを通じて新規登録と7日間の無料トライアルが可能である。従来の生成AIでは難しかった「メディア掲載の最大化」に特化しており、広報担当者が直面する「伝えたい情報がメディアに届かない」という課題を、AIによるスコア化と自動生成によって解決に導く。特許出願中の独自技術を活用し、掲載確率を客観的に数値化したうえで、訴求力の高い文章を作成できる点が特長である。

 『広報AI』は三つの柱で構成されている。第一に、6つの基準で構成された独自ロジックにより、プレスリリースの掲載可能性を採点。第二に、複数のAIエージェントが“雑談”を交えながら生成することで、共感を得られる文章を生み出す。第三に、タイトル案の提示や市場データの補足といった実務的支援機能も備える。また、資料をアップロードするだけで自動生成が可能なため、部署間の連携もスムーズになる。これらの機能により、作成時間の短縮と内容の質的向上を両立し、特に少人数で広報業務を担う担当者にとっては心強いツールとなる。

 同サービスは、今後イベントリリースなど多様な形式への対応を視野に入れ、さらなる機能拡充を図る。メタリアルは、広報業界に留まらず、各業界のニーズに対応した専門AIの開発を推進し、幅広い分野への展開を見据えている。5月に開催された記者発表会では、PR実務者との意見交換を通じて現場目線の評価を得たほか、学会での発表実績もあり、注目度の高まりがうかがえる。AIが広報の標準ツールとなる未来に向けて、『広報AI』は実務とテクノロジーを結ぶ架け橋として、今後の広報活動を大きく変える可能性を秘めている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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