
■このところはバリュークリエーションなど同様の支援事業開始銘柄が急動意
CINC<4378>(東証グロース)は6月9日の後場、買い気配のままストップ高の651円(100円高、18%高)で始まり、朝の取引開始後にストップ高で売買されたまま買い気配を続けて急伸相場となっている。前取引日・6日に「『TikTok Shop』導入・運用支援の開始のお知らせ」を発表。「TikTok」のアプリ内で商品を紹介・販売できるEC機能「TikTok Shop」の導入・運用支援を開始するとし、新事業への期待が高揚している。
発表によると、近年、TikTokは若年層を中心に圧倒的なユーザー数を抱え、購買行動にも大きな影響力を持つプラットフォームとなっている。「TikTok Shop」は、TikTokアプリ内で商品を紹介・販売できるEC機能。ユーザーは動画やライブ配信を視聴しながら、アプリを離れることなく商品を購入できる。企業やクリエイターは、ショート動画やライブ配信を通じて商品を紹介し、視聴者はそのまま商品を購入できるため、新たな販売チャネルとして注目されている。CINCはこれまでのマーケティング支援で培った、データ収集・分析、戦略立案、アカウント運用等のノウハウをもとに、「TikTok Shop」の導入・運用の支援を開始する。このところの株式市場では、やはり「TikTok Shop」の導入・運用支援を発表したバリュークリエーション<9238>(東証グロース)やマイクロアド<9553>(東証グロース)が急伸するなど、複数の銘柄が動意を強めて注目された。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)