ラバブルマーケティンググループの子会社DTK AD、ファッションPRエージェンシーのワンオーと業務提携

■タイに進出したいアパレル企業等のマーケティングを支援

 ラバブルマーケティンググループ<9254>(東証グロース)の子会社で、東南アジアにおけるマーケティングや訪日観光客(インバウンド)プロモーション支援を行うDTK AD Co.,Ltd.(本社:タイ王国バンコク、ディーティーケー アド)は6月9日、ファッション業界を中心にPRやプロモーション支援事業を展開するワンオー(本社:東京都渋谷区)と業務提携を締結したと発表。これにより、ワンオーの顧客である日系アパレル企業のタイ進出において、現地でのPRやマーケティング支援をDTK ADが共同で行う体制を整えた。

■DTK ADとワンオーの業務提携の背景

 ワンオーは日本国内において、大手アパレル企業向けのプレスイベントの企画・運営やコンサルティングの実績を有するほか、タイでのアパレルプレスルームの開設、日系アパレル企業のタイにおけるファッションイベントの企画・運営、さらにタイブランドの日本での展示会運営など、タイ関連の実績も多い。一方、DTK ADは2013年から10年以上にわたりタイで事業を展開し、日系の外食企業やアパレル企業の進出時におけるインフルエンサーマーケティング支援、大手ソフトウェア企業のマーケティング支援など、多様な業種・業界において現地支援を行ってきた。

 ワンオーには大手アパレル企業などからタイでの事業展開に関する相談が継続的に寄せられており、現地での認知拡大や集客強化のため、実績豊富なDTK ADに協業を打診した。日本貿易振興機構(JETRO)の「タイ日系企業進出動向調査 2024年度」によれば、タイにおける日系企業数は2024年の調査時点で6,083社にのぼり、2020年の5,856社から227社増加している。こうした動向から、今後も日系企業のタイ進出が増えると見込まれる中、DTK ADとワンオーの提携により、日系企業のビジネス成功に向けたマーケティング支援を強化していく。なお、ワンオーはファッション以外にも、コスメや生活用品メーカー、自治体支援の実績を持ち、今後はアパレル以外の分野にも支援の幅を広げる方針である。

【DTK ADとワンオーの業務提携により提供するサービス内容】

●マーケット調査・リサーチ
 タイ人のどの層に、どのような訴求を行うべきかを明確にするため、データを収集・分析し、実態を把握することで戦略立案に必要な情報を提供し、意思決定を支援する。

●マーケティングコンサルティング
 タイおよび東南アジアにおいて、社内リソースを最大限に活用したマーケティング体制の構築、ワークフロー設計、戦略立案などを、ニーズに応じて提供する。

●ソーシャルメディアマーケティング
 認知拡大と販売促進を目的に、SNS戦略の立案からコンテンツ制作、アカウント運用、広告運用までを一貫して支援する。

●インフルエンサーマーケティング
 100万人以上のKOLデータと10年以上にわたる独自ネットワークを活用し、企画からキャスティング、効果検証までを総合的に支援する。

●SEM/GDN/SEO
 タイでは検索の98%がGoogleを利用しているため、検索広告および検索最適化を通じて売上につながるアクセスを獲得する支援を行う。

●PR・イベントマーケティング
 イベントによる顧客接点の創出から、マスメディアとの連携による広報活動まで、オンラインとオフラインの両面から目標達成に向けた施策を展開する。

●デザイン&ブランディング
 10年以上にわたりタイのトレンドを追い続けてきた知見を活かし、現地で受け入れられるクリエイティブ制作およびブランディングを支援する。

●OOH広告(交通広告・屋外広告)
 交通広告や屋外広告を含むOOH広告を活用し、戦略的に顧客との実接点を創出する。バンコクを中心にDTK ADが実行を支援する。
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■開発者や投資家に加え、警鐘を鳴らす識者やアーティストも選出、多様な視点でAIの未来を問う  米T…
  2. 【効率化の先に広がる新しい働き方のルール】 ■広がり始めた「AI格差」  生成AIの利用が急速に…
  3. ■R35 GT-R最終生産、累計4万8000台が築いた伝説  日産自動車<7201>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  2. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  3. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  4. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  5. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  6. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る