ハイブリッドテクノロジーズ、IoT、AI、ロボティクス技術に強みを持つASTINAに資本・開発支援開始

■日本とベトナムを結ぶ開発体制がエンジニア不足を解消

 ハイブリッドテクノロジーズ<4260>(東証グロース)は6月9日、IoT・AI・ロボティクス技術に強みを持つテックカンパニー、ASTINA(東京都台東区)に対し、「Hybrid Technologies Capital」を通じた支援を開始したと発表。ASTINAはソフトとハードの両面において高い開発力を持ち、大手企業への技術提供実績を有する。同社が手がけた可視化・伝送システムは製鉄プラントにも導入されている。今回の支援は、ハイブリッドテクノロジーズが掲げる「ソリューション提供の拡大」戦略に沿ったものであり、同社のベトナム開発リソースとASTINAの技術を融合させることで、AI・IoT分野の展開力強化を図る。

 両社はこれまでにも協業実績があり、今後はハイブリッドテクノロジーズの既存顧客に対してASTINAの技術を活かしたサービス提供を推進する方針である。加えて、日本国内のエンジニア不足を背景に、ベトナム人材の供給力を持つ同社がASTINAの開発支援に貢献する。また、新たな顧客開拓に向け、製造・建設・物流業界を対象に、PoCから事業化まで対応可能な柔軟な体制を構築し、日本のものづくり産業のDX推進に寄与する構えだ。ASTINAは今回の提携により、Webアプリやクラウド領域の開発力を強化し、既存技術との融合で迅速かつ高品質な支援を目指す。

 「Hybrid Technologies Capital」は、資金面と開発支援の両軸からスタートアップの事業成長を後押しする投資プロジェクトであり、ベトナムと日本をつなぐエンジニア供給力を強みに多様な成長支援を展開している。出資先は業種・投資フェーズを問わず、包括的な企業支援とDXの加速を目指している。今回の提携により、ASTINAの技術力とハイブリッドテクノロジーズの開発基盤を融合させた先進的なパートナーシップが確立された。なお、当期の業績への影響は軽微であるが、将来的には継続的な取引拡大が見込まれている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■開発者や投資家に加え、警鐘を鳴らす識者やアーティストも選出、多様な視点でAIの未来を問う  米T…
  2. 【効率化の先に広がる新しい働き方のルール】 ■広がり始めた「AI格差」  生成AIの利用が急速に…
  3. ■R35 GT-R最終生産、累計4万8000台が築いた伝説  日産自動車<7201>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  2. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  3. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  4. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  5. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  6. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る