伊澤タオルは上場来の安値圏から次第に持ち直す、猛暑関連株、株価はダブルボトム」型に

■シャワーを浴びる回数の増加などにともない需要増加の期待

 伊澤タオル<365A>(東証スタンダード)は7月29日、644円(24円高)まで上げた後も堅調に売買され、日々小幅だが4日続けて取引時間中の上値をセリ上げて上場来の安値圏から持ち直している。今年6月19日に株式を上場。全国的な連日の猛暑を受け、タオル類の需要に少なからず寄与するとの観測が出ているほか、7月に入り、株価水準が「ダブルボトム」型の底打ち形成に向かっているとの期待も出ている。

 連日の猛暑のなか、東京都内では「東京メトロの霞ケ関駅と日比谷駅の冷房止まる、復旧まで約1か月の見通し『毎日通う人は気の毒』」(TBSニュースダイジェスト7月26日)と伝えられた。日比谷駅経由で通勤する株式市場関係者からは「売店のハンカチが売り切れていた」との声が出ていた。伊澤タオルの主製品はバスタオルやフェイスタオルになるようだが、シャワーを浴びる回数の増加などにともなう需要増への期待が強いようだ。

 また株価は7月11日の決算発表後に水準を一段下押して低迷しているが、中旬以降は604円(7月14日)と606円(7月23日)を下値として下げ止まり、次第に出直っている。「ダブルボトム」を形成しそうな値動きと見ることができ、下げ止まりの確認ができれば見直し買いにつながるとの期待が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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