ゼンリンは大きく出直って始まる、第1四半期決算は前年同期の反動減、通期予想は増収増益の予想を継続

■季節性も強く「費用先行で推移」「第4四半期に集中」の傾向

 ゼンリン<9474>(東証プライム)は7月30日、大きく出直って始まり、取引開始後は8%高の1136円(88円高)まで上げている。29日の夕方に発表した第1四半期決算が好感され、約1か月半ぶりに1100円台を回復している。

 第1四半期連結決算(2024年4~6月)は、売上高が前年同期比0.4%増の141.91億円で、営業利益は3.05億円の損失(前年同期も2.74億円の損失)だった。ただ、前年同期にモビリティソリューション関連で計上した一過性の売り上げの反動減があり、事業特性が「第4四半期連結会計期間に集中する傾向」「費用先行で推移」(決算短信)とした。3月通期の連結業績予想は全体に据え置き、営業利益43億円(前期比9.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益30億円(同15.1%増)などを継続した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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