ジェコスの出直り急、4~9月の営業利益を従来予想比50%増の見込みとし注目集まる

■3月通期の予想は小幅な増額だが慎重すぎるとの見方

 ジェコス<9991>(東証プライム)は10月23日、大きく出直って始まり、取引開始後に6%高の987円(57円高)まで上げて3週間ぶりに980円台を回復し、その後も960円前後で堅調に売買されている。重仮設材、仮設橋梁、建設機械のリースなどを行い、前取引日の10月20日、18時前に業績・配当予想の増額修正を発表し、第2四半期の連結営業利益(2023年4~9月・累計)の見通しは4月に開示した従来予想を50.4%上回る見込みとし、注目されている。

 第2四半期(23年4~9月・累計)の連結決算見通しは、重仮設事業で物件の着工が順調に進み、建設機械事業では保有資産の入れ替え推進による資産売却の増加、売却価格の上昇などがあり、売上高は従来予想を9.7%上回る見込みとなり、営業利益は同50.4%上回る見込みとなった。3月通期の連結業績予想は小幅な修正にとどめ、営業利益は同14.0%上回る見込みなどとしたが、調査筋からは下期の見通しが慎重すぎるとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る