エーザイ、抗アミロイドβプロトフィブリル抗体「レケンビ」1Q売上231億円を発表、米中で需要拡大

■米国91億円・日本55億円・中国77億円を計上

 エーザイ<4523>(東証プライム)は7月31日、抗アミロイドβプロトフィブリル抗体「レケンビ」(一般名:レカネマブ)の2025年度第1四半期(4月1日~6月30日)のグローバル売上収益が231億円となったと発表した。主要国別では、米国が91億円、日本が55億円、中国は需要増加に加え代理店による関税リスク対応の在庫積み増し分53億円を含め77億円となった。

 この発表は、共同開発・販売を行う米バイオジェン・インクの2025年第2四半期業績公表に合わせたものである。エーザイはレカネマブの開発・薬事申請をグローバルで主導し、最終意思決定権を保持したうえでバイオジェンと共同商業化および共同販促を実施している。

 同社は、2025年度第1四半期の決算発表を8月5日に予定しており、「レケンビ」の売上収益の詳細を含む業績情報を開示する見通しだ。今回の速報値は監査前数値であり、正式な業績は決算発表時に明らかにされる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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