若年層の流行最前線:「ポケポケ」が3期連続首位、「ちいかわ」と「Mrs. GREEN APPLE」も上位独占

■LINEリサーチ発表、上半期トレンド総括と最新6月期の動向

 LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月31日、同社のスマートフォン専用調査サービス「LINEリサーチ」で実施した、全国15~24歳を対象とした2025年6月期の若年層流行調査結果を発表した。最新調査では、スマホ向けゲーム「Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)」が3期連続で総合1位を獲得した。「ちいかわ」が2位、「Mrs. GREEN APPLE」が3位に続き、Z世代での根強い人気が明らかになった。

 最新6月期の総合TOP10には、女性アイドルグループ「CUTIE STREET」が前回9位から5位に上昇し、声優ユニット楽曲「愛♡スクリ~ム!(AiScReam)」が6位に初登場した。さらに、8年ぶりの新機種「Nintendo Switch 2」が7位に急浮上し、抽選結果がSNS上で話題となった。社会的話題では「米不足・価格高騰・備蓄米放出」が8位に入り、若年層の社会問題への関心も示された。

 11位~30位ではエンタメ系の話題が多数を占め、「大阪・関西万博」が19位に初登場したほか、「FRUITS ZIPPER」「HANA」「CANDY TUNE」などアイドルグループが目立った。「名探偵コナン」や「薬屋のひとりごと」などアニメ作品もランクインし、アニメ全般も18位と根強い人気を維持している。特定層でのトレンドもあり、高校生向け恋愛リアリティー番組「今日、好きになりました」は女性15~18歳で3位に入った。

 男女別では、男性は全層で「ポケポケ」が1位、女性は19~24歳で「ちいかわ」が1位、15~18歳では「愛♡スクリ~ム!(AiScReam)」が1位となるなど、性別・年齢で人気傾向に差がみられた。「Nintendo Switch 2」は男性の上位年齢層で特に注目され、社会的話題も男性の関心が高い傾向が明らかになった。2025年上半期を通じて、ゲーム・音楽・アニメといった娯楽要素に加え、社会的ニュースも若年層の関心を集める結果となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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