ソフトクリエイトHDの第1四半期は売上高が11%増加、ECサイト構築やクラウドサービスなど伸びる

(決算速報)

■計画どおりに推移し、通期予想は営業利益60億円(9.1%増加)などを継続

 ソフトクリエイトHD(ソフトクリエイトホールディングス)<3371>(東証プライム)の第1四半期(2025年4~6月)連結決算は、売上高が前年同期比11.1%増の78億87百万円となり、営業利益は同3.9%増の11億8百万円と好調だった。親会社株主に帰属する四半期純利益は同1.3%減の8億42百万円だったが、前年同期に計上した投資有価証券売却益の反動減だった。

 ECソリューション事業では、国内市場シェア№1のECサイト構築パッケージ「ecbeing」やECクラウドサービス「メルカート」の提供などを行い、ECサイトの売上拡大施策となるビジュアルマーケティング「visumo」、レビュー最適化ツール「ReviCo」、オムニチャネル分析ツール「Sechstant」等のクラウドサービス(SaaS型)の提供も行う。ECサイト構築が伸長したことや、ECサイトの売上拡大施策となるクラウドサービス売上高が伸長したこと等により、同事業の売上高は42億87百万円(前期比7.8%増)、セグメント利益は11億36百万円(同16.4%増)となった。

 ITソリューション事業では、同社グループの独自サービス「SCクラウド」、ワークフローサービス「X-pointクラウド」等のクラウドサービス(SaaS型)提供や、セキュリティ・インフラ構築などを行い、クラウドサービスやセキュリティ・インフラ構築が伸長した。同事業の売上高は35億99百万円(前期比15.3%増)、セグメント利益は5億20百万円(前期比2.0%減)となった。

 今期・26年3月期の連結業績予想は、この第1四半期が計画どおりに推移しているため、5月に開示した業績予想から変更なしとし、売上高は335億円(前期比8.2%増)、営業利益は60億円(同9.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は37億80百万円(同6.5%増)を継続した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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