アルコニックスの第1四半期決算は営業利益36%増加、電池関連、レアメタル、アルミ地金など寄与

(決算速報)

■電子機能材、アルミ・銅、装置材料、金属加工の4事業セグメントすべて拡大

 アルコニックス<3036>(東証プライム)の第1四半期決算(2025年4~6月、連結)は、売上高が前年同期比14.5%増加して525億5百万円となり、営業利益は同35.7%増の24億45百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同1.7%減の12億67百万円だった。四半期純利益と経常利益は小幅減だったが、本業ベースでの好調さがうかがわれる決算になった。

 電池関連取引、レアメタル、アルミ地金などの取引が寄与して電子機能材事業、アルミ・銅事業、装置材料事業、金属加工事業の4セグメント全てにおいて前年同期比増となった。

 売上総利益は、主に電子機能材及び金属加工セグメントの増益により、前年同期比15.4%増加した。特別利益、特別損失は、固定資産売却益等の特別利益3百万円を計上する一方、事業構造改善費用等の特別損失16百万円を計上した。

 今期・26年3月期の連結業績予想は、現時点で5月に開示した前回予想を変更していないとし、売上高は2150億円(前期比9.1%増)、営業利益は88億円(同27.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は54億円(同12.4%増)を各々継続した。配当は、9月中間配当を1株42円(前期比10円増)の予定とし、3月期末配当も同42円(前期と同額)の予定とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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