ダイヘンがストップ高、第1四半期の営業利益3.5倍、電力インフラ関連・半導体関連投資が堅調

■通期業績予想は据え置いたが「総じて堅調に推移」と予想し期待強まる

 ダイヘン<6622>(東証プライム)は8月6日、急伸一段高となり、ストップ高の7970円(1000円高、14%高)で始値を付けた後も7900円前後で売買され、戻り高値に進んでいる。5日午後に発表した第1四半期(2025年4~6月)連結決算が前年同期比で売上高13%増、営業利益3.5倍などと大幅に拡大し、注目集中となった。3月通期の予想は5月に開示した3前回予想を全体に据え置いたが、「事業環境は、第2四半期以降も総じて堅調に推移するものと」(決算短信より)したため、上振れ期待が広がったようだ。

 当第1四半期は、電力インフラ関連・半導体関連投資が堅調に推移したことにより、受注高は前年同期比10.3%増加した。売上高は同13.3%増加して490.63億円となり、営業利益は3.5倍の31.63億円に、親会社株主に帰属する四半期純利益も3倍の19.72億円になった。3月通期の連結業績予想のうち売上高は2300億円(前期比1.6%増)、営業利益は170億円(同5.1%増)。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る