【どう見るこの株】ブロードエンター、2Q過去最高益更新、主力「BRO-ROOM」「BRO-WALL」の新規提携が順調に拡大

■株価は6連騰、2Q決算発表を先取りして割安株買いが増勢

 ブロードエンタープライズ<4415>(東証グロース)は、前日7日の取引時間終了後に今2025年12月期第2四半期(2025年1月~6月期、2Q)累計決算の発表を予定しており、これを先取りして好業績期待の割安株買いが増勢となっている。実際に大引け後に発表された今期2Q累計業績は大幅増収増益で着地し2Q累計業績として過去最高を更新した。テクニカル的にも、足元で25日移動平均線が75日移動平均線を上抜くゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆しており、フォローの材料視されている。

■「BRO-ROOM」と「BRO-WALL」がともに新規提携社数続伸

 同社が前日大引け後に発表した今2025年12月期2Q累計業績は、売り上げ30億3300万円(前年同期比42.8%増)、営業利益4億4000万円(同31.4%増)、経常利益4億8000万円(同85.7%増)、純利益2億6000万円(同80.5%増)と大幅続伸して着地した。同社はマンションオ―ナーのキュッシュフローを最大化することをミッションとしており、主力事業の宅内IoTリノベーション「BRO-ROOM」の不動産管理会社との新規提携会社が2Qに14社増加し累計989社に達し、外装・大規模リノベーション「BRO-WALL」でも同様に販売代理店の新規提携会社が27社増加し、178社と好調に推移し、6月末に予定していた債権流動化が、手続きの関係で7月末に延期となり関連費用の計上が、今期第3四半期にズレたことなどが要因となった。

 2Q累計業績への期待は、7月13日発表の債権流動化のズレ込み、8月6日発表の戸建て住宅の空き家、マンションの空室を民泊施設に再生する「Broom Stay」シリーズの第1号施設「Broom Stay梅田」の今秋開始などで高まっていた。今12月期通期業績は、期初予想を据え置き売り上げ60億円(前期比27.7%増)、営業利益9億500万円(同22.5%増)、経常利益6億5500万円(同16.1%増)、純利益4億円(同15.1%増)と見込み、純利益は、2021年12月期の過去最高(3億4600万円)を4期ぶりに更新すると見込まれている。ただ前日開示の今期2Q累計業績は、経常利益、純利益の通期予想業績対比の利益進捗率が、62%~65%と目安の50%を上回っただけに期末に向けては今度は通期業績の上ぶれ期待も高まってくる。

■GC示現でPER12倍の割安修正に弾みをつけ年初来高値奪回へ

 株価は、前期第3四半期の好業績の見直しで年初来高値942円まで買い進まれ、今期業績の過去最高純益更新予想も好材料出尽くしとして調整し、トランプ関税による世界同時株安の影響下で年初来安値580円まで売られた。同安値からは売られ過ぎ修正に相次ぐ不動産テック会社との業務提携や今期第1四半期の好決算が続いて700円台を回復し、約21億円の債権流動化発表とともに上値を伸ばし、25日線が75日線をブレークするGCを示現して上昇トレンド転換を鮮明化した。PERはなお12.2倍と割安であり、年初来高値奪回に再発進しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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