【株式市場】前場の日経平均は1029円高となり最高値を更新、中国向け米関税90日猶予など受けTOPIXも最高値

◆日経平均は4万2849円67銭(1029円19銭高)、TOPIXは3067.96ポイント(43.75ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は13億8595万株

 8月12日(火)前場の東京株式市場は、米国が中国製品への関税を90日間猶予と伝わったことや円安を受けて株価指数先物への買いが強まり、好決算銘柄への買いも旺盛となり、日経平均は取引開始後に上げ幅が800円を超え、これまでの最高値4万2426円77銭(2024年7月11日、取引時間中の最高値)を上回った。午前10時半には上げ幅が1000円を超え、前引けにかけて1047円高(4万2867円)まで上げた。レーザーテック<6920>(東証プライム)などの半導体関連株が一斉高となったほか、三菱重工<7011>(東証プライム)、住友電工<5802>(東証プライム)、三井不<8801>(東証プライム)などが高値を更新。三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)は戻り高値など主力株がほぼ全面高となった。TOPIXは連日最高値を更新した。

 九州での豪雨災害を受けて日本鋳鉄管<5612>(東証スタンダード)が急伸しストップ高。トレードワークス<3997>(東証スタンダード)は四半期決算の赤字大幅改善など好感され急伸。クラスターテクノロジー<4240>(東証グロース)はストップ高となり四半期決算と業績予想の増額修正など好感。

 東証プライム市場の出来高概算は13億8595万株、売買代金は3兆4765億円。プライム上場1623銘柄のうち、値上がり銘柄数は1033銘柄、値下がり銘柄数は537銘柄。

 東証33業種別指数は30業種が値上がりし、鉱業、銀行、情報通信、非鉄金属、証券商品先物、輸送用機器、電力ガス、不動産、保険、卸売り、建設、サービス、小売り、などが高い。値下がりは陸運、水産農林、その他製品、にとどまっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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