日本電子が急伸、第1四半期の42%増益など好感、今期は期初から減益予想のため注目再燃

■主要3事業のうち2事業(産業機器事業、医用機器事業)が大幅に伸びる

 日本電子<6951>(東証プライム)は8月14日、急激に出直って始まり、取引開始後は14%高の4884円(584円高)まで上げて今年5月14日以来の4800円台を回復している。今期・2026年3月期の連結業績見通しを期初から減収減益と見込んでいる中で、13日午後に発表した第1四半期(2025年4~6月)連結決算の営業利益が前年同期比42.1%増の58.92億円と大幅な増益になり、がぜん注目し直されている。

 当第1四半期の連結決算は、主要3事業のうち2事業(産業機器事業、医用機器事業)が大幅に伸び、売上高は同10.4%増加した。親会社株主に帰属する四半期純利益も同19.9%増加した。今期・26年3月期の連結業績予想は期初予想を全体に継続し、売上高は1810億円(前期比8.0%減)、営業利益は240億円(同32.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は同3.7%減を据え置いたが、営業利益などの第1四半期の動向などから上振れ期待が強まった様子がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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