【どう見るこの株】南海プライウッドは1QのV字回復業績を見直しバリュー株買いが再燃

どう見るこの株

■米住宅着工件数も追い風、割安感で上場来高値更新に期待

 南海プライウッド<7887>(東証スタンダード)は、今年8月8日に発表した今2026年3月期第1四半期(2025年4月~6月期、1Q)決算で、純利益が、前年同期比9.2倍とV字回復して着地し、3月期決算会社としては有数の業績回復を示したことを見直しバリュー株買いが再燃している。19日に発表された米国の7月の住宅着工件数が、市場の減少予想に対して前月比5.2%増と増加し、これを受けた前日20日の東京市場で、住宅建設株の一部の株価が上昇したことも、側面支援材料視されている。

■収納製品の新製品リリースでシェアを拡大しリフォーム市場も開拓

 同社の今期1Q業績は、売り上げ62億9600万円(前年同期比10.2%増)、営業利益3億9300万円(同9.13倍)、経常利益7億8500万円(同3.28倍)、純利益4億8800万円(同9.20倍)とV字回復した。木材事業では、新規住宅着工件数が、住宅ローン金利の上昇や今年4月の建築基準法改正の影響で伸び悩んだが、収納製品のシェア拡大のためにオプションパーツを拡充して相次ぎ新製品をリリースし、リフォーム市場の開拓も進め、売り上げが57億3600万円(同9.3%増)、セグメント利益が3億7800万円(前年同期は3000万円の黒字)と急回復したことなどが牽引した。

 今3月期通期業績は、期初予想を据え置き売り上げ260億円(前期比4.3%増)、営業利益20億円(同2.08倍)、経常利益20億円(同2.08倍)、純利益10億円(同9.09倍)とV字回復を見込んでいる。この通期予想業績に対して今期1Q純利益は、48.8%の進捗率を示し目安の25%を上回っただけに期の進行とともに業績上ぶれ期待が高まる可能性もあり、2023年3月期に計上した過去最高純利益(15億9000万円)も意識されそうだ。なお配当は、年間150円の安定配当継続が予定されている。

■PER6倍、PBR0.2倍の割安修正で昨年4月の上場来高値目指す

 株価は、トランプ関税による世界同時株安時に年初来安値4910円まで調整したが、売られ過ぎ修正に前期業績の上方修正が続いて5470円と持ち直し、今期業績のV字回復予想でさらに6220円と上値を追い、今期1Q業績のV字回復着地で窓を開けて年初来高値7080円へ急伸し、5日移動平均線が25日移動平均線を上抜くミニ・ゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆した。足元では、この時に開けた窓を埋めるスピード調整一巡感を強めている。PERは6.50倍、PBRは0.26倍となお割安であり、年初来高値を奪回し昨年4月につけた上場来高値7270円を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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