イトーキグループのダルトン、新製品を加え「JASIS 2025」に出展、研究環境の新たなスタンダードを提案

■フラッグシップモデルや二次開発製品を展示、シリーズの一体感を強調

 イトーキ<7972>(東証プライム)のグループ会社ダルトンは、2025年9月3日から5日に幕張メッセで開催される「JASIS 2025」に、主力ブランド「MAGBITシリーズ」の最新ラインアップなどを展示する。同シリーズは「研究者の行為をデザインする」というコンセプトのもと開発され、2024年度グッドデザイン賞を受賞した研究施設向けのブランドである。今回は、既存のドラフトチャンバーや実験台といった主力製品に加え、2024年1月のシリーズリリース以降に開発された「スチール製上下サッシ卓上フード」「スチールキャビネットタイプ実験台」の2つの新製品を初展示し、シリーズ全体が持つ一体感を来場者に体験してもらう。

 また、同社は快適な研究環境の実現に加え、働き方そのものの改善も提案する。親会社であるイトーキがオフィス向けに展開するデータ分析サービス「Data Trekking」を研究施設向けに応用する取り組みを紹介。研究者の働き方をデータで可視化・分析し、生産性の向上やより良い研究環境の構築を目指す、データドリブンなアプローチを来場者に提示する。同サービスは研究活動における“行為のバグ”を排除し、スムーズな所作を実現するというMAGBITシリーズのコンセプトとも連動しており、製品とサービスの両面から研究者の可能性を最大化するソリューションをアピールする。

 ダルトンは創業85年を超える老舗メーカーとして、医薬や化学、教育機関など様々な分野に製品やサービスを提供してきた実績を持つ。特に、有害物質を封じ込めるドラフトチャンバーにおいては、低風量技術のパイオニアとして業界をリードしてきた。今回の出展では、MAGBITシリーズの新製品や、イトーキとの協業による「Data Trekking」の応用事例を通じて、ハードウェアからソフトウェアまでを網羅する包括的なソリューション提案を行うことで、研究施設事業における同社の技術力と先進性を印象づける狙いだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■山口県周南市で始動、燃料電池の定置型電源活用で脱炭素電力供給を検証  ホンダ<7267>(東証プ…
  2. ■LINEリサーチ発表、上半期トレンド総括と最新6月期の動向  LINEヤフー<4689>(東証プ…
  3. ■休廃業・解散は減少も淘汰続く、新興市場の課題鮮明に  東京商工リサーチは7月31日、国内ドローン…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…
  2. ■総裁選関連株が再び脚光、政権交代期待が市場を刺激  今週の最注目銘柄は、さいか屋<8254>(東…
  3. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  4. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…
  5. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  6. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る