インフォマート、建設業向けに『出来高査定』と『会計データマッピング』の機能を提供開始

■請求書自動発行とデータマッピングでバックオフィス負担を軽減

 インフォマート<2492>(東証プライム)は8月28日、クラウド型商取引管理サービス「BtoBプラットフォーム TRADE」において、建設業向けの新機能「出来高査定機能」と「会計データマッピング機能」を提供開始したと発表した。これにより、工事進捗に応じた出来高査定や請求書自動発行、会計・原価管理システムとのデータ連携が可能となり、建設業のバックオフィス業務の効率化を実現する。同社はこれまで見積から検収までの業務を一元的に管理できるサービスを展開しており、2025年4月には建設業向けの請求書機能を正式提供していた。

 建設業界では、発注企業と受注企業の間で出来高認識のずれが生じ、電話やメールでの確認作業が発生することが課題とされてきた。また、業界特化型の会計・原価管理システムが多様に存在するため、従来は「BtoBプラットフォーム TRADE」とのスムーズな連携が困難で、利用者が請求情報を手作業で入力する手間があった。今回の新機能はこうした背景を踏まえ、請求データ処理を自動化し、業務負担を軽減する狙いがある。

 具体的には、「出来高査定機能」により発注企業は受注企業の出来高報告書を画面上で数量・金額査定でき、受注企業は査定済み報告書を承認するだけで請求書を自動発行できる。「会計データマッピング機能」では、連携先システムの項目名に合わせて自由にマッピングでき、請求データをシームレスに会計・原価管理システムに取り込める。同社は今後も顧客ニーズに即した機能拡充を進め、企業の業務効率化とデジタル化を支援していく方針を示している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  2. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  3. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  4. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  5. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  6. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る