
■税務申告ソフトと連携し、電子申告の一連業務を自動化
ミロク情報サービス(MJS)<9928>(東証プライム)は9月1日、ASIMOV ROBOTICS(アシモフ ロボティクス)と協業し、会計事務所特化型RPAソリューション「ASIMOV-One for ZEIMU」を同社の販売網を通じて提供開始したと発表した。同サービスは、税務申告ソフト「ACELINK NX-Pro 申告業務」と連携し、電子申告に伴う署名、申告、通知受信、完了報告書保存などの業務を自動化する。会計事務所の人手不足や繁忙期の残業増大といった課題解決を目指し、導入から運用管理までを一括支援するワンストップサービスとして設計されている。
同ソリューションは、税理士資格を持つASIMOV代表の藤森氏が会計事務所での実務経験を基に開発したもので、既に多数の事務所で活用実績を持つ。利用者からは「確定申告が1週間早く終わった」「残業が解消された」といった効果が報告されている。ロボットはプロのエンジニアが開発済みで、導入から最短3日で稼働可能。保守やメンテナンスもチャットで依頼でき、税理士資格を持つコンサルタントが活用定着を支援する点も特徴とされる。
MJSは約8400の会計事務所ユーザーを有する強固な販売網を背景に、業界全体のDX推進を後押しする方針を示している。今後はクラウド環境「MJS DX Cloud」上でも安定稼働が確認されており、中堅・中小企業を含む幅広いユーザー層への展開を進める。同協業により、会計業界における業務効率化と生産性向上が一層加速することが期待されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)