【株式市場】前場の日経平均は一時820円高まで上げ終値での最高値を上回る、首相退陣受け円安再燃

◆日経平均は4万3630円54銭(611円79銭高)、TOPIXは3133.46ポイント(28.15ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は10億4978万株

 9月8日(月)前場の東京株式市場は、石破首相の退陣表明を受けて財政拡張的な政策運営が強まるとの期待に加え、為替の円安が再燃したため買い安心感が広がり、日経平均は432円高で始まった後一段高となり、一時820円高(4万3838円)まで上げ、終値ベースでの最高値(4万3774円31銭、25年8月18日)を上回った。取引時間中の最高値は4万3876円42銭(25年8月19日)。

 トヨタ<7203>(東証プライム)などの自動車株は朝高の後ダレ模様に転じたが、財政拡張への期待から三井不<8801>(東証プライム)が約1か月ぶりに高値を更新など不動産株が上げ、景気敏感株として日本製鉄<5401>(東証プライム)も続伸。日本国土開発<1887>(東証プライム)なども高い。キオクシアHD<285A>(東証プライム)などの半導体関連株やJX金属<5016>(東証プライム)などの非鉄金属も軒並み高。大和自動車<9082>(東証スタンダード)は第1四半期の黒字化など好感され一時ストップ高。コンヴァノ<6574>(東証グロース)は業績予想の増額など好感され買い気配のままストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は10億4978万株、売買代金は2兆3802億円。プライム上場1619銘柄のうち、値上がり銘柄数は1208銘柄、値下がり銘柄数は332銘柄。

 東証33業種別指数は銀行を除く32業種が値上がりし、不動産、その他製品、医薬品、電気機器、機械、非鉄金属、サービス、証券商品先物、建設、情報通信、保険、鉄鋼、小売り、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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