ベステラ、26年1月期連結業績予想を下方修正も前期比増収増益を確保、配当予想は据え置き

 ベステラ<1433>(東証プライム)は9月9日に26年1月期中間期の連結業績を発表した。前年同期比では営業増益だったが、売上高、各利益とも期初計画を下回った。大型工事の受注機会を逸したことに加え、進行中の工事で客先都合による一時中断が発生したため工事進捗遅れが発生したことも影響した。そして通期の連結業績予想を下方修正(前回予想は25年6月9日付で親会社株主帰属当期純利益を上方修正)した。ただし前期比では増収増益を確保する見込みだ。また配当予想(25年6月9日付で上方修正)は据え置いた。株価は年初来高値圏だけに、目先的には下方修正を嫌気する動きが優勢になりそうだが、売り一巡後に上値を試す展開を期待したい。

■26年1月期連結業績予想を下方修正だが前期比では増収増益の見込み

 26年1月期中間期の連結業績は売上高が前年同期比11.6%減の51億円、営業利益が6.8%増の2億26百万円、経常利益が16.8%減の2億15百万円、親会社株主帰属中間純利益が73.4%増の2億20百万円だった。なお特別利益に投資有価証券売却益1億20百万円を計上した。

 前年同期比では営業増益だったが、売上高、各利益とも期初計画(25年3月12日付の期初公表値、売上高52億42百万円、営業利益3億53百万円、経常利益3億93百万円、親会社株主帰属中間純利益3億50百万円)を下回った。利益率の高い工事を選択受注するという方針で営業活動を行ったが、体制整備が十分でなかったことなどにより大型工事の受注機会を逸したことに加え、当期より着工した進行中の工事で客先都合による一時中断が発生したため、工事進捗遅れに伴って進行基準売上計上遅れが発生したこと、工事進捗遅れに伴ってスクラップ搬出時期が遅れたこと、客先との追加受注の交渉が遅れたことも影響した。

 セグメント別に見ると、解体・メンテナンス事業は売上高が12.2%減の49億36百万円で営業利益(全社費用等調整前)が4.6%減の8億82百万円、その他事業の売上高が13.4%増の1億64百万円で営業利益が21.8%増の43百万円だった。全社費用等調整額は前期が▲7億49百万円で、当期が▲6億99百万円だった。

 全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高25億31百万円で営業利益1億33百万円、第2四半期は売上高25億69百万円で営業利益93百万円だった。

 通期の連結業績予想は25年9月9日付で下方修正して売上高が前期比10.1%増の120億円、営業利益が87.3%増の7億円、経常利益が18.2%増の7億円、親会社株主帰属当期純利益が34.2%増の5億50百万円としている。

 足元の受注動向や利益率改善の立ち遅れを勘案し、前回予想(第1四半期の政策保有株式売却益計上により25年6月9日付で親会社株主帰属当期純利益を50百万円上方修正して、売上高130億円、営業利益12億円、経常利益12億80百万円、親会社株主帰属当期純利益9億50百万円)に対して、売上高を10億円、営業利益を5億円、経常利益を5億80百万円、親会社株主帰属当期純利益を4億円それぞれ下方修正した。ただし前期比では増収増益を確保する見込みだ。

 また配当予想(25年6月9日付で期末10円上方修正)は据え置いて、上場10周年記念配当10円を含めて前期比20円増配の40円(第2四半期末15円、期末25円=普通配当15円+記念配当10円)としている。予想配当性向は65.5%となる。

■株価は目先的には下方修正を嫌気の可能性

 株価は年初来高値圏だけに、目先的には下方修正を嫌気する動きが優勢になりそうだが、売り一巡後に上値を試す展開を期待したい。9月9日の終値は1246円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS61円06銭で算出)は約20倍、今期予想配当利回り(会社予想の40円で算出)は約3.2%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS546円88銭で算出)は約2.3倍、そして時価総額は約115億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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