
■クラウド課題を解決する低コスト・高セキュリティ構成
アセンテック<3565>(東証プライム)は12月10日、AIエージェントやバーチャルヒューマンに最適化した実行環境の提供を目的に、「AIエッジ・サーバ」の開発に向けた意向を表明した。生成AIのクラウド利用に伴うセキュリティリスク、通信遅延、従量課金によるコスト増大といった課題に対し、オンプレミス環境での安全かつ低コスト運用を目指す構想である。
「AIエッジ・サーバ」は、2U筐体に4~5台のNVIDIA製GPUを搭載し、LLM/RAG用サーバと複数のボット用サーバを一体構成とする。クローズドネットワークによる情報漏洩リスク低減や高速応答、コスト削減の実現を掲げ、2026年4~5月の製品発表・販売開始を目標とする。
■AI関連材料を手掛かりに急伸、高値圏への戻り試す展開に
株価は、前日比94円高の1404円まで上昇し、急伸している。AIエッジ・サーバ開発の意向表明を受け、AI関連株としての評価が一段と高まった。出来高も20万株超と増勢で、短期資金の流入が鮮明だ。予想PER11倍台、ROE23%超と収益指標には割安感も残り、年初来高値1992円に向けた戻り余地を意識する動きが強まっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)






















