JX金属、レーザー核融合のEX-Fusionに出資、核融合炉材料の開発加速へ

■EX-FusionのシリーズAエクステンションで株式取得

 JX金属<5016>(東証プライム)は10月14日、レーザー核融合発電の社会実装を目指すスタートアップ、株式会社EX-Fusionが実施したシリーズAエクステンションラウンドにおいて、同社が発行する株式の取得を発表した。EX-Fusionは大阪大学発の技術系スタートアップであり、光制御技術や高出力レーザー技術などを活用したレーザー方式による核融合炉の開発を進めている。すでにレーザー照射の精密制御など複数の技術検証に成功しており、同分野での先駆的存在と評価されている。

 JX金属はこれまで同社と協業し、レーザーアプリケーション用材料「YAGセラミックス」の技術開発を推進してきた。核融合炉においては、重水素などを用いた燃料をレーザーで加熱・爆縮させてエネルギーを得る必要があり、照射レーザーの性能が社会実装の成否を左右する。そのため、YAGセラミックスには高出力・高耐久性・繰り返し安定性といった特性が求められるが、同社はスパッタリングターゲット製造で培った材料粉末技術や焼結技術を応用し、レーザー核融合向け高性能材料の供給体制を確立している。

 今回の出資により、両社の技術連携は一段と深化する見通しで、今後は核融合炉周辺の先端材料開発でも協業の可能性を検討していく方針だ。JX金属は、持続可能な社会の実現に向けた革新的素材の開発を重点課題と位置付けており、パートナー企業との共創を通じて再生可能エネルギー分野での存在感を高めていくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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