アサヒグループ、決算発表を45日超延期、サイバー攻撃の影響で手続きに遅延
- 2025/10/14 16:34
- IR企業情報

■国内グループ各社で受注・出荷業務に支障、復旧時期は未定
アサヒグループホールディングス<2502>(東証プライム)は10月14日、2025年12月期第3四半期決算短信の開示が四半期末後45日を超える見込みであると発表した。9月29日に発生したランサムウエアによるサイバー攻撃が原因で、システム障害が継続しており、決算業務にも支障が出ていることが理由として挙げられている。
現在、国内グループ各社ではシステムを通じた受注・出荷業務が停止しているが、手作業による一部対応により出荷は再開されている。ただし、経理関連データへのアクセスも困難な状況が続き、決算関連の処理が進んでいない。復旧作業は継続中であるが、全体の復旧時期については現時点で未定とされ、決算発表日も確定していない。
業績への影響については現在精査中であり、今後、開示すべき情報が判明した場合には速やかに公表する方針である。株主や関係者に対しては、今回の決算発表の延期による混乱について深く謝罪している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)