サイゼリヤ、25年8月期は増収増益、純利益37%増、配当30円は継続へ

■既存店好調とDX推進が寄与、国内外で出店拡大

 サイゼリヤ<7581>(東証プライム)は10月15日、2025年8月期決算を発表した。連結売上高は2,567億14百万円(前期比14.3%増)、営業利益は154億99百万円(同4.3%増)、経常利益は158億5百万円(同1.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は111億64百万円(同37.0%増)と増収増益を確保した。期末配当は1株当たり30円(前年25円)とし、年間配当金総額は14億90百万円、配当性向は13.4%であった。

 国内外で店舗運営や商品改良、DX化を進め、既存店の客数・客単価が増加した。「日本」事業ではゾーンマネジャー増員やメニュー刷新により売上高1,729億8百万円(同18.1%増)、営業利益50億33百万円(同83.9%増)となった。「豪州」は111億48百万円(同2.9%増)で営業利益3億25百万円(同31.3%減)、「アジア」は838億2百万円(同7.4%増)で営業利益101億32百万円(同12.8%減)。新規出店は徳島・愛媛・大分、ベトナムに及び、店舗数拡大とメニュー改定が進んだ。特別利益6億42百万円(固定資産売却益等)、特別損失8億19百万円(減損損失6億64百万円等)を計上した。

 総資産は1,794億46百万円(前期比113億9百万円増)、純資産は1,171億57百万円(同63億53百万円増)、自己資本比率は65.0%。営業活動によるキャッシュ・フローは262億80百万円、投資活動によるキャッシュ・フローは△187億41百万円、財務活動によるキャッシュ・フローは△100億52百万円で、期末現金同等物残高は671億52百万円。設備投資は有形固定資産取得184億90百万円を中心に実施した。

 2026年8月期は、外需リスクや原材料高、人件費上昇など不透明要因を見込む一方、個人消費や訪日客の回復を想定。連結業績予想は売上高2,763億円、営業利益190億円、経常利益187億円、純利益124億円を見込み、引き続き増収増益を計画する。配当は1株当たり30円を継続予定。成長投資を重視し、商品関連部門の再編、サプライチェーン強化、DX推進を進める方針。なお、同日、投資単位引下げについては流動性向上を目的に今後検討すると発表した。

■10月16日の株価はストップ高

 株価は、10月16日の取引で前日終値4,795円から大きく上昇して始まり、午前9時21分に5,450円で寄り付いた。その後も買い注文が殺到し、午前9時39分には値幅制限上限となるストップ高の5,500円を付けた。前日の決算発表で増収増益が明らかになったことが好感され、投資家の買い意欲が一気に高まった形である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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