建設技術研究所、「シティMobi」を自動運転システムと連携、オンデマンド交通の進化加速

■全国23自治体に展開するオンデマンド配車システム、自動運転車と連動運行へ

 建設技術研究所<9621>(東証プライム)は10月20日、オンデマンドモビリティ予約配車システム「シティMobi」を自動運転システムと連携可能に改修したと発表した。シティMobiは2019年の開発以来、全国23自治体で導入され、うち15自治体で本格運行されている。AIによる最適化アルゴリズムを活用し、地域交通や乗合いタクシーなどの効率運営を支援するサービスで、今回の改修により自動運転時代への対応を強化した。

 新機能では、シティMobiから自動運転車へ予約情報や運行指示を直接伝送できるようになり、車両の位置や挙動を車載カメラを通じて遠隔監視できる仕組みも構築した。実験用地に総延長約550メートルのコースを設置し、「Autoware」ソフトウェアを用いて実証実験を実施。予約受付から自動配車計画の生成、走行中の位置情報取得、乗降や待機状況の自動認識までを検証した。さらに、運行管理画面から車載カメラ映像をリアルタイムで確認でき、無人運行でも車内外の状況を一括把握することが可能となった。

 運転手不足や高齢化が進むなか、オンデマンド交通の自動運転化ニーズは急速に拡大している。同社は今回の機能開発を自動運転車によるオンデマンド交通サービス実現に向けた第一歩と位置づけ、乗降や料金収受などの実運行領域で実証実験を重ねる方針を示した。予約・運行・監視の一体化により、地域交通の持続可能性と利便性の向上を目指すとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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