神戸製鋼の低CO2鋼材「Kobenable」をトヨタが量産車に初採用

■マスバランス方式でCO2排出を実質ゼロに、「Premier」薄板を使用

 神戸製鋼所<5406>(東証プライム)は11月11日、同社の低CO2高炉鋼材「Kobenable Steel」がトヨタ自動車<7203>(東証プライム)の量産車向けとして初めて採用されたと発表した。採用されたのは、鋼材製造時のCO2排出量をマスバランス方式により100%削減した「Kobenable Premier」で、薄板製品の一部に使用される。これにより、トヨタの量産車分野における脱炭素化が一段と進む見通しとなった。

 Kobenable Steelは、同社独自のCO2排出低減ソリューションを活用して製造される高炉鋼材で、加古川製鉄所および神戸線条工場で生産する全ての厚板・薄板・線条製品を対象に展開している。従来と同等の品質を維持しながら、高品質が求められる特殊鋼線材や超ハイテンなどにも対応できる点が特長である。同社は2022年にトヨタの水素エンジンカローラ、2023年にはGR86(カーボンニュートラル燃料車)の部品に同鋼材を供給しており、今回の量産車採用はその成果を踏まえたものとなる。

 神戸製鋼は中期経営計画(2024~2026年度)で掲げる「魅力ある企業への変革」を推進する「KOBELCO-X」の一環として、グリーントランスフォーメーション(GX)を重要テーマに位置付けている。本件採用は、同社のカーボンニュートラル実現への挑戦を象徴する取り組みとされ、今後も技術・製品・サービスを組み合わせて社会課題の解決に貢献し、持続可能な未来の実現を目指すとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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