
■9月開催で約700名が参加、親子で学ぶサステナブルなモノづくり
日本ケンタッキー・フライド・チキンは、同社店舗で発生するコーヒー抽出かす「コーヒーグラウンズ」を活用したアップサイクル体験イベントを、イオン<8267>(東証プライム)グループのイオンファンタジーが運営するプレイグラウンド施設「ちきゅうのにわ」全店で9月に実施したと発表した。期間中は約700名の子どもが参加し、コーヒーグラウンズを使った消臭剤づくりを通じて、楽しみながら資源循環の意義を学ぶ機会となった。
■店舗発生のコーヒー抽出かすを活用、遊びながら環境意識を育成
コーヒーグラウンズは抽出後に残る粉で、従来は“コーヒーかす”と呼ばれてきたが、再利用可能な貴重な資源と位置づけられ、全日本コーヒー協会により名称が定義された。今回の取り組みでは、KFC店舗から回収されたコーヒーグラウンズをワークショップの素材に転用し、子どもたちが遊びを通じてサステナブルなモノづくりに触れる内容とした。イオンファンタジーが展開する「ちきゅうのにわ」は、自然の面白さや地球の大切さを楽しく学べる施設として知られ、親子での体験を通じてSDGsを身近に感じるきっかけを提供した。
■オリジナル消臭剤作りで循環型社会への理解を促進
ワークショップでは、巾着袋に自由な絵を描き、そこにコーヒーグラウンズを詰めてオリジナル消臭剤を制作した。保護者の多くは、コーヒーが消臭剤として再利用できる点に驚きを示し、親子で「資源の大切さ」を考える契機となった。イオンファンタジーは日本・中国・アセアン9ヵ国で1,291店舗を運営しており、アップサイクル体験の広がりによる環境教育の深化も期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)























