fonfun、マイクロウェーブデジタルを完全子会社化、事業基盤強化へ統合加速

■システム開発・SES事業の連携強化でシナジー確認、経営管理を迅速化

 fonfun<2323>(東証スタンダード)は12月1日、持分法適用会社であったマイクロウェーブデジタル(MWD社)を完全子会社化すると発表した。両社は2025年9月の資本参加以降、システム受託開発事業やSES事業で協業体制を強化し、事業シナジーの創出や開発リソース最適化を進めてきた。こうした連携の成果が確認される一方、成長ステージの加速やガバナンス強化には、迅速で一体的な意思決定が不可欠と判断した。

 同社は、MWD社をグループに全面統合することで経営資源の最適配分、技術力の底上げ、財務・ガバナンス体制の強化を図る方針である。同完全子会社化は、新中期経営計画「プロジェクトフェニックス」の実現に向けた施策の一環であり、企業価値向上および事業基盤強化の加速が狙いとされる。MWD社はシステム開発やデジタルマーケティング支援を手がけ、2025年3月期は売上高526,597千円、調整後営業利益(EBITDA)6,310千円を計上している。

 株式取得価額は120百万円で、fonfunは保有株式を20%から100%へ引き上げる。取得価額は同社業績、将来収益計画、DCF法による第三者評価、シナジー効果を総合勘案して算定された。取得後、MWD社は2026年3月期第3四半期から連結子会社となり、同社グループの連結決算に組み込まれる見通しである。今後、業績予想に変更が必要となる場合は速やかに公表するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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