コニシ、中井土木を100%子会社化、取得額27.5億円、工事事業を拡充

■国土強靭化でインフラ補修需要を取り込み、2026年1月5日に譲渡実行

 コニシ<4956>(東証プライム)は12月16日、中井土木(本社・三重県松阪市)の発行済株式を100%取得し、連結子会社化すると発表した。取得価額は27.5億円で、株式譲渡実行日は2026年1月5日を予定する。

 同社は合成接着剤「ボンド」などのボンド事業、化成品事業、補修・改修・補強を担う工事事業の3本柱で展開する。国土強靭化計画を背景にインフラの耐震・補修需要が拡大するとみて、土木・舗装工事に強みを持つ中井土木との経営資源を相互補完し、工事事業の成長戦略を加速する。

 取得対価の一部として、第三者割当による自己株式処分を実施する。処分期日は同じく2026年1月5日で、普通株式31万800株を1株1287円で中井俊彦氏に割り当て、処分総額は3億9999万9600円となる。業績影響は精査中としている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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