鹿島とpluszero、ドラレコ映像でバックホウ作業を自動分類・定量化

■平等処分場建設工事で実証、最大20台の稼働効率を分析

 鹿島<1812>(東証プライム)とpluszeroは1月20日、造成工事現場で稼働するバックホウの作業内容を、ドライブレコーダーの動画から自動で分類し定量化するAIモデルを構築したと発表した。鹿島が施工する富山環境整備発注の平等処分場建設工事に導入し、重機の稼働実態をデータとして把握できる仕組みを実証した。

 造成工事では、掘削や積込、法面整形など複数の作業が同時進行するが、作業内容ごとの稼働時間を人手で分類するには膨大な労力が必要だった。今回のモデルは、バックホウに搭載したドライブレコーダーの映像をAIが識別し、「掘削」「積込」「敷均し」「転圧」「法面整形」「移動」「待機」「その他」の8区分に自動分類する。熟練技術者の知見を反映し、誤分類が生じやすいパターンの補正や不自然な状態遷移の排除も行うことで精度を高めた。

 同工事では最大20台のバックホウを対象に定量データを活用し、非効率な作業の特定や必要台数の算出などを実施した結果、重機配置の最適化につながり現場の生産性向上に寄与した。分類精度の検証では、「待機」が97.1%、「敷均し」「転圧」「掘削」も約80%の高精度を確認した。両社は今後、他の造成工事への展開を視野に教師データを蓄積し、モデル精度のさらなる向上を図る方針だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シャープ堺工場跡地を再活用、水冷技術と再エネ電力で高性能計算を実現  KDDI<9433>(東証…
  2. ■2026年3月6日全国公開、日本の観客へ感謝を込めた特別版  ギャガは、『映画 冬のソナタ 日本…
  3. ■写真555点で広がる味覚の世界、0歳からの「はらぺこ図鑑」  学研ホールディングス<9470>(…
2026年3月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

ピックアップ記事

  1. ■投資バリューは中立も株価材料として機能する局面も  株式市場は3月相場入りを控え、株式分割銘柄の…
  2. ■東京市場、株式分割ラッシュ拡大、値がさ化の進行が契機  3月相場は、また「二日新甫」である。「二…
  3. ■地銀・建設・リサイクル株が業績上方修正クラスターを形成  今週の当コラムは、内需ディフェンシブ株…
  4. ■「TACO」神話揺らぐ、内需関連が上場来高値圏  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みする…
  5. ■高市トレード調整は好機か、配当利回り上位株で権利取り戦略  今週の当コラムは、権利付き最終売買日…
  6. ■「音楽が鳴っている限り踊る」か「笛吹けど踊らず」か、高市トレードで問われるベテラン投資家の知恵 …

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る