【銘柄フラッシュ】住江織物が急伸し新規上場のヨシムラ・フードHDは堅調

銘柄

 4日は、国内の「金」相場が4ヵ月ぶりの高値と伝えられ、住友金属鉱山<5713>(東1)が戻り高値に進み4.0%高となり、大株主が純金売買の田中貴金属であるフルヤ金属<7826>(JQS)も戻り高値に進み5.3%高。また、耐火金庫などの日本アイ・エス・ケイ<7986>(JQS)は3日続伸の4.3%高。マイナス金利により現金を「金」に換えたり自宅に退蔵する需要などが注目された。

 ビットコインなどの仮想通貨を法で認める法案を閣議決定と伝えられ、仮想通貨「ビットコイン」関連企業と提携するマネーパートナーズグループ<8732>(東1)が関連株人気の再燃に乗りストップ高の20.6%高。さくらインターネット<3778>(東1)は8.6%高と出直り、インフォテリア<3853>(東マ)は仮想通貨の不正を防ぐ「フィンテック」(金融IT)技術として注目される「ブロックチェーン」をミャンマーで実証試験と伝えられて10.9%高と急伸。

 本日上場のヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>(東マ・売買単位100株)は資金不足や後継者難などの悩みを抱える食品企業の支援などを展開し、10時36分に公開価格880円に対し50%高の1320円で初値がつき、これを高値に売買をこなし、終値は1108円となった。

 「AR/VR」(拡張現実/仮想現実)市場の拡大観測報道を受け、関連株のサイバネットシステム<4312>(東1)が18.0%高の急伸となり、スターティア<3393>(東1)は15.0%高、サン電子<6736>(JQS)は17.0%ストップ高、リバーエレテック<6666>(JQS)は8.9%高など、関連株が軒並み急動意。

 住江織物<3501>(東1)は「太陽光発電できる繊維を開発」と伝えられて一時ストップ高まで1円に迫る79円高の28.4%高まで急伸。アルチザネットワークス<6778>(東2)は業績予想の増額修正などが好感されて18.4%高。ネットワークバリューコンポネンツ(NVC)<3394>(東マ)はサイバーセキュリティ分析などの大手、米RedSeal(レッドシール)製品の販売開始などが好感されてストップ高の22.2%高となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る